ロンドンオリンピックテニス競技日程
7月 | 8月 | |||||||||||||||||||
対象種目 | 主な会場 | 25日 | 26日 | 27日 | 28日 | 29日 | 30日 | 31日 | 1日 | 2日 | 3日 | 4日 | 5日 | 6日 | 7日 | 8日 | 9日 | 10日 | 11日 | 12日 |
テニス | ウィンブルドン | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 予備 |
ロンドンオリンピック テニスの見どころ
オリンピックにおけるテニスの歴史は古く、正式種目となったのは1896年の第1回アテネ五輪。
'20年アン卜ワープ大会で熊谷一弥が獲得した銀メダルが、五輪における日本初のメダルとなるなど、日本にとっても縁の深い競技だ。
さらに今大会が特別なのは、会場がテニスの聖地ウィンブルドンであること。
選手のモチベーションも必然的に高い。その晴れの舞台に、日本からは男子3選手が出場する。
テニスはシングルス、ダブルス、そして今大会から導入された男女混合ダブルスが行われるが、メダルを狙う力を秘めるのは、世界のトップ20に入る錦織圭。
チーム力が重要なダブルスでも、メダル獲得のチャンスはあるかもしれない。
男子は現在、史上最強の布陣を擁する。
そのトップを走る錦織は、躍動感と織細さを併せ持つプレーが持ち味。
ここ一番の爆発力で、世界の4強崩しを狙う。
五輪出場に照準を合わせてきた添田豪や伊藤竜馬は、現在キャリアの絶頂期。
その勢いと五輪への情熱が嚙み合えば、世界を驚かすことができるかもしれない。
また、錦織と添田はダブルスにも出場。両者の強烈なリターンと機動力があれば上位進出も十分に可能だ。
かつてテニス選手にとって五輪の位置付けは微妙だったが、それも今は昔の話。
多くの選手が金メダル狙いを公言するなど、今や五輪は最重要大会のひとつに数えられる。
男子世界1位のノバク・ジョコビッチもその1人。
他の選手に「弱点がない」と言わしめる総合力の高さで、セルビア国旗をポール中央に掲げるつもりだ。
2位のラファエル・ナダルは前回大会の優勝者。
スペイン選手団の旗手として連覇を狙う。
また芝のコー卜となれば、ウィンブルドン6度の優勝を誇る元1位のロジャー・フェデラーも優勝候補に躍り出る。
地元期待のアンディ・マレーはプレッシャーとの戦いか。
女子では全仏を勝ち、世界1位に返り咲いたマリア・シャラポワが五輪初見参。
ロシア選手団の旗手に選ばれたとき「通達のメールを5回は読み直した」という程に母国を代表することに誇りを感じている。
四大大会すベてを制した女王は、残る最後のビッグタイトルを視野に捕らえ、逃す気はない。