ロンドンオリンピックレスリング競技日程
7月 | 8月 | |||||||||||||||||||
対象種目 | 主な会場 | 25日 | 26日 | 27日 | 28日 | 29日 | 30日 | 31日 | 1日 | 2日 | 3日 | 4日 | 5日 | 6日 | 7日 | 8日 | 9日 | 10日 | 11日 | 12日 |
レスリング(フリースタイル) | エクセル | ● | ● | ● | ● | ● | ||||||||||||||
レスリング(グレコローマン) | エクセル | ● | ● | ● |
ロンドンオリンピックレスリング
8/6〜10出発
8/6〜10出発
ロンドンオリンピック レスリングの見どころ
'52年ヘルシンキ大会以来、連続メダル記録を更新中の日本のお家芸レスリング。
今大会では、女子55キロ級吉田沙保里と同63キロ級伊調馨が3大会連続の金メダルを狙う。
8年前から一度も長期の休養を取らずにまい進し続けている吉田は、
「3回目の五輪と合わせて、連続世界一の記録(五輪&世界選手権)を12に伸ばしたい」と明言。
今大会では、'88年ソウルから'00年シドニーまで男子最重量級で活躍したアレクサンドル・カレリン(旧ソ連)に並ぶ大記録を目標に掲げている。
一方、北京後に休息したことで競技への意欲が高まった伊調は、これまでは「姉の千春(アテネと北京で銀、引退)と一緒に勝ちたい」というのが目標だったが、ロンドンは「初めて納得のいくレスリングで勝ちたい大会」と位置付けている。
女子では吉田や伊調だけでなく、初出場の48キロ級・小原日登美も優勝候補の1人。
教科書のように正確な攻撃と防御が武器だ。
五輪階級種目には含まれない51級で6度も世界を制した経験をこの階級でも生かし、
悲願の金メダルを手にすることができるか。
一方、男子も'88年ソウル大会以来の金メダル獲得へ期待が高まる。
その最右翼はフリー66キロ級米満達弘。「強さのイメージはブルース・リー」と言う米満は、長い腕と強い背筋、柔軟性が武器のため、筋力の強い外国選手に押されても竹のようにしなって対応する。
また、北京銅のフリー55キロ級湯元健一と双子の弟フリー55キロ級の進一は、
お互いに競い合ってメダル獲得実績のある軽量級を盛り上げる。
グレコロ—マンでは'10年アジア大会金の55キロ級の長谷川恒平が、柔らかい体を生かしたしなやかな試合運びで頂点を狙う。
さらに今回は重量級の出場枠も96キロ級の齊川哲克(両毛ヤクルト販売)らが獲得。
番狂わせが起きやすいレスリングならではの迫力ある試合を期待したい。
男子のフリー軽量級は混戦模様。
日本や北朝鮮、イランなどのアジア勢に加えて、強国ロシアは全階級に出場する。
米満と'09年、'11年66キロ級世界王者のメディ・タガビ・ケルマ二の戦績は、現在2勝2敗。ロンドンが決戦の場となる。
グレコでは、20歳の初優勝から5度頂点に立っている55キロ級のハミド・スーリヤンは、五輪では未だメダルなし。
今回は悲願達成を誓う。
女子では、北京銅、'09年世界王者で、欧州選手には珍しいスピードとタックルで攻める48キロ級マリア・スタドニクをはじめ、アテネ銀・北京銅メダリストで、吉田が苦戦した55キロ級トーニャ・バービックら日本のライバルたちにも注目だ。